佐賀県武雄市で児童養護施設の職員を包丁で切りつけた平田ミル容疑者は、パニック障害と躁うつ病、いわゆる双極性障害で病院を受診していたことが判明しました。
結婚して娘にも恵まれ、夫も健在で女性として幸せの絶頂期ともいえる平田容疑者。
いつどんなきっかけで病気を発症させたのでしょうか？
この記事では
- 平田ミルの双極性障害について
- 発症したのはいつで原因は？
- 精神疾患で無罪は確定？
この3点について検証してみました。
気になる方はぜひ最後までご覧になってください。
平田ミル双極性障害が判明！
平田ミル容疑者は、パニック障害と躁うつ病の症状で、病院を受診していたことがわかりました。
最近は双極性障害と呼ばれていますね。
双極性障害の特徴は次のとおりです。
- 双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。
- 20〜30代に多く発生すると言われています。
- 社交的で明るくユーモアがある人でも発症していて、遺伝的要素があると言われています。
- 傾向としては、真面目で責任感が強く、几帳面、完璧主義な人もストレスをためやすい傾向があるため、双極性障害になりやすいと言われています。
- 個人差はありますが、興奮作用から怒りっぽくなり攻撃性が高まる人が一定数存在します。
- ストレスや睡眠不足でも発症しやすく、いったん発症したら専門医での治療は不可欠です。
- 興奮状態での言動は覚えていないことも多々あります。
平田容疑者が双極性障害を発症したのはいつ
平田容疑者がいつ頃結婚したのか定かではありませんが、おそらく結婚するまでは至って普通な健康的な女性であったと思われます。
平田容疑者は結婚して出産・育児を経験する上で、パニック障害や躁うつ病を引き起こしていったのではないでしょうか？
結婚によって自身を取り巻く環境が大きく変化し、それに順応しようとして少しずつ無理を重ねてきたことに間違いはないでしょう。
とりわけ出産においては、ほとんどの女性が産後うつを経験していて、精神的に不安定になります。
初めてのことだらけな上、ワンオペで不安や孤独で押しつぶされそうになったことも一度や２度ではなく、今思い返してみると、幸福感を感じたことなどあっただろうか？と思います。
しかし多くの場合、こういった精神的な悩みにも次第に慣れて、いつの間にか産後うつの症状は軽減し解消していくものです。
双極性障害の原因は
平田容疑者の双極性障害を発症した原因はなんだったのでしょうか？
平田ミルの双極性障害は遺伝なのか、それとも後天的なものなのか？
双極性障害（躁うつ病）は、「遺伝的要因」と「後天的要因（環境要因）」の両方が関係していると考えられています。
どちらか一方だけが原因ではなく、複数の因子が絡み合って発症する「多因子疾患」の一つです。
しかし、親や兄弟の存在が大きく影響していることは間違いないでしょう。
平田ミル容疑者の生い立ちについて調べてみましたが、現時点では何も明らかにはなっておりません。
両親もまだ5〜60代で、健在と思われます。
両親が不仲であったとか、家族の在り方など、平田容疑者の精神状態を知る上で大きな要素となります。
ストレスや生活習慣の乱れ、職場の人間関係は？
平田容疑者は育児によって自身の生活リズムが大きく変化し、ストレスを抱えていたことは間違いないでしょう。
子育て中は間違いなく睡眠不足になりますし、やりたいことも満足にできず、小さなストレスは積み重ねられていきます。
職場の人間関係はどうだったのでしょうか？
平田容疑者の勤務先についても調査してみましたが、現時点では何も明らかにされていませんでした。
これらの点は、双極性障害の発症と大きく関わってい流と思われますので引き続き調査していきます。
平田容疑者は精神病で無罪確定か
平田容疑者は精神疾患があることが認められたら、罪には問われず、無罪確定となるでしょうか？
結論から申し上げて、双極性障害があるからといって、必ずしも無罪になるわけではありません
法上の原則：「責任能力」が問われます
| 状態 | 結果 |
|---|---|
| 完全に責任能力がない | 心神喪失 → 無罪（刑法39条1項） |
| 一部責任能力がある | 心神耗弱 → 刑の減軽（刑法39条2項） |
| 十分な責任能力がある | 通常通り 有罪（病気があっても刑事責任あり） |
双極性障害は「責任能力がある」と判断されることが多い
- 双極性障害（躁うつ病）は精神疾患ではありますが、常に責任能力が失われるわけではないと裁判で判断されるケースが多いです。
- 特に、犯行時に「計画性がある」「逃走した」「証拠隠滅を図った」などの行動がある場合、**責任能力あり（＝有罪）**とされる可能性が高くなります。
🔍実例：裁判での判断
- 躁状態での犯行 → 衝動的に殺人を犯したとしても、「計画性がない」として減刑されることはありますが、完全な無罪はまれ。
- うつ状態で自傷他害に至った場合 → 重度の精神状態で「心神喪失」と認定されれば無罪となるケースもあります。
判断基準は「犯行時の精神状態」
- 病気があること自体ではなく、犯行の瞬間に自分の行為を理解・制御できたかどうかが最大のポイント。
- そのため、精神鑑定が行われ、「診断名」だけでなく「行動」「思考内容」「記憶の有無」「事後対応」などが総合的に判断されます。
「病気＝危険」ではない
- 双極性障害のある人すべてが他人に危害を加えるわけではありません。
- むしろ、病気の本人が自分自身を傷つけたり、苦しんでいることの方が多く、周囲の理解と支援が重要です。
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