伊藤美誠コーチ不在の理由は「自立を目指した」目標はすでにLAか

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東京オリンピックで中国を震撼させた伊藤美誠選手が不調に陥って、パリ五輪の選考から外れてしまいました。

不調の理由についてはこちら

最近の試合においてベンチコーチ不在であることにも『なぜなのか?』と注目が集まっています。伊藤美誠選手は理由を『自立したかったから』と述べています。伊藤美誠選手はコーチを置かないことで自立はうまくいったのでしょうか?

本記事では伊藤美誠選手の試合でコーチ不在で自立はうまくいったのか検証していきます。

目次

伊藤美誠選手コーチ不在の理由は「自立したかった」から

伊藤美誠選手が試合においてベンチコーチ不在理由は、小さい頃、野生の本能で戦っていた自分を取り戻したい、自分で考え判断し、もっと自由にプレーして試合に勝つスタイルへの移行からだそうです。

 あっという間の1年でしたが、多くのことに挑戦ができました。その一つが、お気づきのようにベンチにコーチを入れず、試合に一人で臨んでいることです。最初は審判員の方にも「コーチいないの?」と驚かれましたが、理由は自立したいと思ったことでした。
 試合中のタイムアウトの1分間で、コーチからの助言で課題が解決するということは、なかなかありません。 卓球についてもっともっと、自分で考える力を身につけたかった。

引用元:読売新聞

伊藤美誠選手は2歳の頃から卓球を始め才能を発揮していましたが、幼い頃から何も考えずにひらめきや勘で卓球にいそしんできました。試合運びはそういった直感的なひらめきを大切にしてきたようです。

伊東選手は中国から”大魔神”とニックネームが付くほど、中国卓球界からも注目される存在でした。東京オリンピックでは誰もが想像できないパフォーマンスで世界中を驚かせました。

https://twitter.com/tvtokyo_tt/status/1585900578554916864?s=20

しかしながら残念なことに、最近は心身の疲労からスランプに陥っているようです。なんとか現在のスランプを打開して、「調子良かったころの感覚を取り戻したいと模索している」ということのようです。

試合後はコーチも交えて動画を見ながら試合分析をしたり、コーチとのコミュニケーションは良好のようです。

不調の理由についてはこちらの記事に書いてます

伊藤美誠現在のコーチは母美乃りさんと松崎太佑氏

現在伊藤美誠選手のコーチは母美乃りさんと松崎太佑氏がつとめています。

母・伊藤美乃りさん

伊藤美誠選手の母親美乃りさんは元卓球選手でコーチの資格も持っています。伊東選手が2歳のころはまだ現役の卓球選手でした。母である美乃りさんのプレーしている姿を見て美誠選手は『私もやりたい』と言い出したそうです。

現役選手としてストイックに卓球と向き合っていたお母さんは自分の練習時間が削られるのが嫌で、美誠選手に卓球をさせるのに消極的でした。でも近所の公民館ではじめて練習に付き合った時、美誠選手のボールを打ち返すパフォーマンスを見て

『これはとんでもない才能だ、私なんかが卓球をやってる場合じゃない』と思ったそうです。それからは超スパルタで美誠選手を育ててきました。美誠選手の強靭なメンタルはお母さんの指導のもとに育まれてきたことでしょう。

松崎太佑コーチ

松崎太佑コーチは静岡・磐田市の「豊田町卓球スポーツ少年団」で卓球の指導をしていました。、伊藤選手が大阪の中学に進学する際に請われて専属コーチになりました。最初の1年スポンサーもおらず、完全に無給だったということです。美誠選手の才能を信じてのことでしょう。

伊藤美誠選手は期待を裏切ることなく才能を開花させました。以来、10年近く伊藤美誠選手のコーチを務めています。

ベンチコーチ不在には賛否両論あり

ベンチコーチを置かないことで伊藤選手は調子を取り戻せたのでしょうか?ベンチコーチを置かないことには賛否両論あるようです。ベンチコーチ不在の良い点は

いろいろな意見に惑わされることなく選手が自分の本領を思う存分発揮できるという点です。

反対に、ベンチコーチを置かないことで

客観的に自分の状態を把握できない、形勢が悪くなった時になかなか挽回しづらい

という点が挙げられます。

伊藤美誠のような上位ランクにいる選手はライバルに研究し尽くされ、あらゆる対策が取られてきます。追い詰められた時にちょっとしたアドバイスや、励ましの言葉があれば打開策が見出せるかもしません。

スランプに陥った時のコーチ不在は「諸刃の刃」と言えるでしょう。

伊藤美誠はコーチ不在で自立できたか?

残念なことに伊東選手はパリオリンピックの代表選手に選出されませんでした。伊東選手は現在心身ともにかなり疲労を溜め込んだ状態のようです。

https://twitter.com/TeamJapan/status/1753689781488247269?s=20

テニス界の女王大坂なおみ選手もコーチのサーシャ・バイン氏を2019年2月に突如解任して以来、不調が長いこと続いていました。

しかしサーシャ氏は次のように語っています。

なおみの調子は、あまり悲観することはないと思います。世界一で居続けられる選手はいませんからね。苦境を抜け出し、再び自信をつけられれば、なおみは100%グランドスラムを取れる。彼女はとてつもなく強いですから」

引用元:FRIDAY

伊藤美誠選手にも同じことが言えると思います。

いったん卓球から離れてリフレッシュするのも大事な自立の一歩といえるでしょう。

伊藤選手は全日本で敗退したあと、新しい目標を立てることができたと言います。
『このまま終わるのは寂しい気持ちがあるので。五輪までに世界の大きな大会がある。そこに出て、世界ランクをどんどん上げていきたい』と決意を語りました。

またパリ五輪の残りひと枠に張本選手が選ばれたことに対しても、『これからの日本代表を引っ張っていく存在だし、驚くことはなかった。私も15歳で五輪に出て、15歳で経験できるのは凄く大きい。張本選手はこれから出ていかないといけない選手。張本選手なら納得する部分があった』と語っています。

このコメントを受けてSNSでは

『爽やかなスマッシュコメント!』

と称賛の声が上がっています。

一連のモヤモヤした転換期に自ら終止符。東京五輪までの女子卓球は間違いなく彼女が牽引してきた。 まだ若い。新たに良い助言者との関係を構築し、データやスタイルを見直し、頑張れ美誠さん。きっと次の波は来る。

まだまだ若い。
気持ちを切り替えて、目標を定める事ができて良かったと思います。」 一流のスポーツ選手なので、精神力や気の強さは相当なものだと思うし、プライドもあると思います。それがなければここまで来ていないと思います。

かつての石川佳純氏も選手時代、試合球の素材が変わったりそれに伴う世界の卓球スタイルの変化にも自分もそれに順応していこうと努力してプレイスタイルを変えていった。 伊藤選手も東京五輪以降、怪我等でいろいろと大変だっただろうけど、もっと目標を先において日々変わる世界の卓球の先をゆくような進化を目指してもらいたい。

今後の試合に全力を出せるように励んでください。復活を楽しみに、応援しています。

また、伊藤選手はパリ五輪の補欠選手の可能性について、『私はリザーブというのは向かないと思う。いかないと思います』と話し、ネットでは『生意気で傲慢な発言』と批判の声もあがりました。

しかしながらこの発言は伊藤選手がスランプから抜け出し、確実に自立してきている証と言えます

女子日本代表の渡辺武弘監督はこの発言を聞き、伊藤選手らしいと爆笑したそうで、『本人の意志がそうであれば、無理強いはできないが、(今後)本人の気が変わるかもしれません」と説明しています。

伊藤選手はパリオリンピックからすでに気持ちを切り替え、世界ランク1位を目指す覚悟を口にしたそうです。オリンピックから自分を切り離したことで、美誠選手は本当の意味で自立を確実なものにしていくことでしょう。

流石は数々の困難に立ち向かってきた一流アスリートですね!

“大魔王”伊藤美誠選手の復活を心待ちにしています。




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