元、尼崎市長の稲村和美さんが兵庫県知事選挙に出馬する意向を表明し、話題になっています。
稲村さんは、38歳にして尼崎市市長に選出され、3期トータルで12年間市長を務めあげた人物です。
女性でしかも当時、最年少市長でありながら、リーダーシップを発揮し数々の実績を残されました。
その原点は大学時代に体験した阪神淡路大震災にあると言います。
そこで今回は、稲村和美さんの学歴・経歴を調査し、その人物像にせまってみました。
稲村和美wiki経歴プロフィール
- 名前:稲村 和美(いなむら かずみ)
- 生年月日:1972年11月10日(子年)
- 年齢51歳
- 出身地:大阪生まれ、奈良県奈良市出身
- 学歴:奈良県立奈良高校→神戸大学法学部→神戸大学大学院法学研究所修士課程修了※学位法学修士
- 職歴:神栄石の証券株式会社(現SMBC日興証券)入社。営業職を経て、本社人事部において、新入社員研修、管理職年俸制、多面評価制度導入など人事改革プロジェクトに従事。
- 2002年、30歳で退社後、尼崎市長選挙に立候補した白井文氏の選挙事務所スタッフとなり、翌2003年、尼崎市選挙区から兵庫県議会議員に選出。
- 2010年、尼崎市長就任※無所属で出馬し、最年少の38歳で初当選
- 2010年〜2022年3期12年間に渡り尼崎市長に就任。引退に伴い、政治家も引退宣言
- 尼崎市の財政再建という功績を成し遂げる
- 家族:夫・長女の3人家族
稲村和美さんの学歴、経歴をもう少し詳しくみていきましょう。
稲村和美の学歴がすごい!「最年少市長」になった原点がここに
①1991年、奈良県立奈良高校卒業
奈良高校の偏差値は70で、奈良県内でもトップクラスの進学校です。
県内の公立高校74校の中で1位ってすごいですね!
②1992年、神戸大学法学部入学
神戸大学は1902年創立の歴史ある国立大学で、日本の難関大学の一つとして知られています。
偏差値は55〜67,5と高い水準に位置し、
卒業生には、同じく政治家の高市早苗氏、俳優の佐々木蔵之介さんがいます。
自民党総裁戦に臨んだ高市早苗さんと同じ大学同じ学部とは!
お二人ともキレッキレですよね!
③大学時代に経験した”阪神淡路大震災”が政治活動の原点に
稲村さんが神戸大学在学中の1995年1月に阪神淡路大震災がありました。
神戸大学でも、留学生7人を含む、学生39人と職員2人を含む計41人の方が犠牲になったということです。
学校は休校になり、稲村さんは避難所でボランティアとして活動していました。
被災者の生活再建が取り残される現実に「税金の使い道が間違っている」と憤り、尼崎市議が主宰する勉強会に参加するようになります。
その後も精力的に被災者支援に携わり、ついには「神戸大学総合ボランティアセンター」を設立、初代表に就任します。
ものすごい行動力ですね!
稲村和美の職歴は
①1998年〜2002年、神栄石野証券株式会社(現・SMBC日興証券株式会社)勤務
神戸大学大学院を卒業した稲村さんは、SMBC日興証券の前身である、神栄証券株式会社に入社します。
当時から優秀さが際立っていたのでしょう。2年間の営業職を経て、本社の人事部に抜擢されます。
ここでは、新入社員研修、管理職年俸制、多面評価制度導入など人事改革プロジェクトに従事し、政治家の礎を築いたといっても過言ではありません。
しかしながら、稲村さんにとっては役不足だったのでしょう。
要職にありながらも、稲村さんは政治家の道に進むべく、4年で退職することになりました。
②2002年〜2003年白井文選挙事務所スタッフを経て兵庫県議会議員に初当選
学生時代に尼崎市議の勉強会をきっかけに政治活動に興味を持つようになった稲村さんは、尼崎市長選に立候補した白井文氏の選挙事務所のスタッフとして働きます。
その後も尼崎選挙区から兵庫県議会議員にされ、本格的に政治家としての活動が始まりました。
③2003年〜2009年兵庫県議会議員
稲村さんは2005年、兵庫県議会一期2年目に長女であるお嬢さんを出産されています。
母親と議員活動を両立させるすごい人じゃ
母親としての視線は、議員活動においても大いに役立ったんでしょうね!
④2010年〜2022年尼崎市長
【選挙】2018年11月18日投開票の兵庫県尼崎市長選で、
— 緑の党 グリーンズジャパン (@midorino_to) November 19, 2018
緑の党が支援した稲村和美 さんが当選しました。
<開票結果>
稲村和美 72,390票
◆尼崎市HP(結果)https://t.co/oDlla5zwHM
*詳しくは緑の党HP⇒https://t.co/rf0eRpROKy pic.twitter.com/ooAGDcL9YK
38歳で尼崎市長に就寝した稲村さんは当時育児の真っ最中でした。
5歳のお嬢さんを、自転車で保育園に送ってから市役所に出勤する様子が、新聞でも報じられています。
「市民に活用してもらえる市役所」を目指した市役所改革は女性ならではの視点でしょう。
最重要課題だった財政再建の一定の成果を区切りとして、2022年、3期勤めた尼崎市長を退任されました。
潔さもカッコいいです。
まとめ
今回、兵庫県知事選に立候補を表明した稲村和美さんについて調査してみました。
女性ならではの視点で兵庫県議、尼崎市長として活動された稲村さんに県知事としての活躍が大いに期待されます。
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