【何があった?】稲村和美尼崎市長時代のUSB紛失事件をわかりやすくまとめ

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稲村和美さんが尼崎市長時代に業務委託業者による「USB紛失騒動」がありました。

尼崎市全市民の住民基本台帳の個人データが流出の危機という騒ぎになり、当時の稲村市長が責任をとったと言われています。

そこで今回は、そのUSB紛失騒動とは具体的に何があったのか、まとめてみました。

目次

尼崎市USB紛失騒動の経緯まとめ

尼崎市USB紛失騒動とは・・・

2022年当時、長引くコロナ禍の影響で、住民税非課税世帯に対する臨時給付金が支給されることになりました。
尼崎市でも市民からの問い合わせに対するコールセンターが設けられ、市民のデータ管理は別企業に委託されていました。
騒動は、業務委託先の社員が、データ処理後に居酒屋に立ち寄り、そのまま泥酔して市民の個人情報が入ったUSBを紛失してしまったことで起こりました。

警察署員が30名動員され、翌日USBの入ったカバンは中身が荒らされることなく発見されました。

データが漏洩し、悪用された形跡は見つかりませんでしたが、尼崎市の管理責任の甘さに非難が集中しました。

この騒動に関わった人たちは以下の通りです。

尼崎市USB紛失騒動に関わった人たち
  • 尼崎職員←データを管理する立場であったのにも関わらず、USBでの持ち出しを把握していなかった。
  • 業務委託企業BIPROGY社員2名←データ処理後は速やかな帰宅という規則を守らず、協力会社の社員に居酒屋への立ち寄りを持ちかけた。
  • 協力会社X社の社員1名
  • 協力会社アイフロントからさらに委託を受けた会社の社員1名←USBを入れたカバンを紛失した人

騒動を時系列でまとめてみました。

  • 2022年6月16日、業務委託を受けている「BIPROGY」(ビプロジー)が同社のコールセンターのデータ更新作業を行う旨を報告し、尼崎市が承認する
  • 2022年6月21日、協力会社の委託先企業、いわゆる孫請け会社の社員Aが尼崎市市政情報センターから更新に必要なデータをUSBメモリーに写して持ち出す。
  • 同日、BIPROGYコールセンターで同社の社員2名、協力会社社員1名が合流し更新作業を行う。
  • 作業終了後、BIPROGYの社員が居酒屋への立ち寄りを持ちかける。
  • 同日PM7:30〜10:30の約3時間、吹田市内の居酒屋で飲食。
  • その後、最寄り駅近くで解散。USBを持った孫請け会社社員Aは徒歩で帰宅するも路上で泥酔。
  • 翌日22日、AM3:00に目を覚まし、USBの入ったカバンを持っていないことに気づく。
  • 6月22日朝、社員AはBIPROGYに休暇を願い出、周辺を捜索。カバンは見つからず、大阪府警吹田署に移出物届を提出。
  • 同日PM2:00BIPROGYにカバンの紛失を報告。
  • 同日PM3:45BIPROGYが尼崎市にUSBメモリの紛失を報告。
  • 6月23日尼崎市が全市民の情報が保存されたUSBメモリを紛失したことを公表
  • 翌24日、吹田署の署員がマンション敷地内でUSBの入ったカバンを発見。

データの漏洩は確認されませんでしたが、重要情報の運搬において、

  • 前回は専用の運搬企業に委託していたのが今回は利用していなかった。
  • 最重要されるべき市民情報を持ち出し、管理していたのは孫請け会社の社員だった。

ということが明らかになり、首長である稲村和美市長の、責任能力を疑問視する声が上がりました。

管理人

何はともあれ、個人情報が悪用されることなく、無事でよかったです。

稲村和美市長がとった行動は?

このことにより、稲村市長は責任を取り、自身の期末手当約195万円を全額カットすることを明らかにしました。

稲村和美

 行政への信頼を大きく失墜させたことに対する反省と、再発防止に向けた強い決意、姿勢を目に見える形で示しました。

 稲村市長は前年11月にも、水道事業をめぐる贈収賄事件の管理監督責任をとって給与を1カ月分減給しています。尼崎市によると、市長の期末手当全額カットは前例がないことでした。

管理人

稲村市長の潔さは誰にも真似できませんね!

USBを紛失させた会社は責任を問われなかったのですか?

尼崎市は委託業社に対して約三千万円の損害賠償請求をしています。

稲村さんが市長を退任したのはこの騒動の責任をとったからですか?

稲村和美さんは市長としての仕事に区切りがついたからで、騒動は関係ないと語っています。

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