玉木雄一郎が山尾志桜里を擁立→撤回した理由は!政策信頼と世論の狭間で揺れた国民民主党

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国民民主党の勢いが失速しています。

突然、ハシゴを外された感のある山尾氏に対しては同情の声が集まり、擁立した玉木雄一郎氏の対応に疑問の声が上がっています。

玉木代表はなぜ山尾志桜里氏を参院選公認に擁立したのでしょう?

この記事では、山尾志桜里氏を国民民主党の公認候補に擁立した、玉木雄一郎代表の思惑を考察してみました。

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目次

玉木代表が山尾志桜里を擁立したのはなぜ!理由は

玉木雄一郎代表が山尾志桜里氏を国民民主党の公認として、擁立した理由については、以下の点が考えられます。

  • 2009年第45回衆議院議員選挙の同期当選者である
  • 政治家としての能力が高い
  • 2020年の国民民主党の結成メンバーである
  • 知名度が高く即戦力になる

一つずつ見ていきましょう。

2009年第45回衆議院議員選挙の同期当選者である

玉木雄一郎氏と山尾しおり氏は2009年の第45回衆議院議員選挙に民主党から立候補し、初当選を果たした同士です。

この選挙で、当時の民主党は圧勝し、政権与党となりました。

二人は初の国会議員人生を民主党政権の一員としてスタートさせたわけです。

12月にはともに中国を訪問するなど、精力的に活動し、信頼関係は深まりました。

政治家としての能力が高い

玉木氏は山尾氏を擁立した理由を

9条など党の憲法草案を作った人物だから

と説明しています。

山尾志桜里氏

ウクライナ戦争を見ても、自分の国は自分で守る姿勢を見せないといけない。
9条2項の交戦権の否認、戦力不保持は改めて、自衛隊や自衛権を9条に位置付けて統制する。
戦後初の憲法改正で、自立した安全保障の法的基盤の整備を実現すれば、国際的に有効なメッセージになる

また平成28年には、国会で「保育園落ちた 日本死ね」という匿名ブログを取り上げ、当時の安倍政権に子育て政策を見直させることに成功しています。

こういった、政治家としての高い能力を、もう一度活用させたい、と擁立に踏み切ったようです。

2020年の国民民主党の結成メンバーである

国民民主党は「手取り増」を掲げて勢いに乗っていたものの、この擁立決定後、SNSを中心に非難が殺到し、支持率急落という状況になっています。

知名度が高く即戦力になる

山尾志桜里さんは平成28年に「保育園落ちた 日本死ね」というの子育て世代の匿名ブログを国会で取り上げて脚光を浴びました。

この言葉は、新語・流行語大賞を受賞し、山尾議員は一躍時の人となりました。

その後も週刊文春で若手弁護士とのW不倫が報じられるなど、良くも悪くもセンセーショナルに知名度は高まり、”山尾志桜里”という政治家のネームバリューは高まっていきました。

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政策信頼と世論の狭間で揺れた国民民主党

今回の山尾志桜里氏の擁立・撤回劇は、「政策に強い政治家を前面に出す」という国民民主党の戦略が、有権者の“倫理観”という世論の壁に直面した瞬間でした。

国民民主党が掲げていたのは「政策で勝負」

玉木雄一郎代表は、以前から「現実的な中道改革政党」を掲げ、与党とも対決一辺倒ではない姿勢を取りつつ、経済・子育て・働き方改革といったテーマで提案型の政策を展開してきました。

その中で、山尾氏のような「実績があるが物議を醸した人物」を起用することは、「中身で勝負する党」として筋が通っていたとも言えます。

実際に山尾氏は、育児介護休業法の改正や保育士の待遇改善などに大きく関わった立法実績を持ち、政策能力に疑問の声は少ないのが実情です。

世論が“倫理面”でNOを突きつけた

今回の擁立発表直後、SNSでは過去の不倫報道や政治スタンスのブレが再び掘り返され、「信頼できない人物をなぜ選ぶのか」という批判が殺到しました。

  • 有権者の多くが政治家に求めるのは「誠実さ」や「人間としての信頼感」。
  • 政策の実力があっても、「一度信用を失った人はもう戻ってこないで」というムードが支配的だった。

この点で、国民民主党は「実力派を擁立して党勢拡大を狙う」政治的合理性と、「過去の行動を許さない有権者の倫理観」の板挟みになった形です。

結果として党が受けた“ブレ”の印象

一度は擁立しながら即撤回という判断の変化は、「ブレている」「世論に流されすぎ」と映り、党としての決定力や一貫性に疑問を持たれました。

管理人

玉木代表の“判断の柔軟さ”とも取れますが、党のアイデンティティや信念が見えづらくなったという声も。

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まとめ:現実路線と信頼回復、両立の難しさ

国民民主党に限らず、「政策で勝負」と言いながらも、有権者の“感情・記憶・印象”という不可視の世論にいかに向き合うかは、すべての政党が直面する課題です。

  • 信頼を損ねた人物を“再チャレンジ”させる社会であるべきという理想
  • それを許容しない現実の世論

この狭間で、国民民主党は「信念」と「空気感」のギリギリのバランスを試される局面に立たされていたと言えます。

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