和歌山南陵高校がやばいと言われる理由は?
和歌山南陵高校は、静岡県にある「菊川南陵高校」の兄弟校として1990年に設立された比較的新しい学校です。
「アスリートコース」「芸術コース」「進学コース」と多様な専門コースがあり、広く全国から生徒を募集しましたが、新設校で知名度も低いことから、生徒は定員に満たず、たびたび経営難に陥りました。
- 給料の未払い
- 公共料金の未払い
などが問題視され、2011年には一時休校し、在校生は菊川南陵高校へ転校する羽目になりました。
その後、学校は再開校されスポーツコースのみで運営されていましたが、
2022年に教職員が給料の未払いを理由に3日間のストライキを敢行し、大きな社会問題になりました。
和歌山県内の私立高校でのストライキは初めてで、県から財産確保などの措置命令を受けますが、対応は不十分と判断され、新たな生徒募集や入学を停止する措置命令が出されます。
在校生や保護者は不安が大きかったことと思います。
和歌山南陵高校は全校生徒数が18人?
和歌山南陵高校は2年前から生徒募集がされていませんので、現在の学年は3年生のみということになっています。
全校生徒は18人!
全員が部活動をしていて、その内訳は
- 野球部10人
- バスケットボール部6人
- 吹奏楽部2人
しかしながら、バスケットボール部は6人でインターハイ出場を決めていますし、野球部はたった10人で県大会初戦を突破しました!
和歌山南陵高校が閉校の噂はデマ?
和歌山南陵高校のは閉校の噂がありました。
現在の在校生である3年生が卒業すれば、生徒はいなくなるわけですから当然と言えば、当然ですよね。
しかしながら、2024年4月に、これまでの経営陣が全員退き、再び新体制で学校運営を進めることになりました。
新たな理事長として大分県のコンサルタント会社経営者が就任し、事業は引き継がれました。
企業などからの支援を受け、滞納していた公共料金などについての支払いの目処がたったということです。
でも残念なことに、「和歌山南陵高校」として名前が残るのは、現在の在校生が卒業するまでで、新たな生徒募集は校名を変更したのちになるということです。
頑張っている在校生にとっては母校の名前がなくなるということですから、実質”閉校”とも言えると思います。
まとめ
全校生徒が3年生のみの18人で、和歌山南陵高校がやばいと言われる理由や、閉校はデマなのかについて調査してみました。
在校生である、たった18人の3年生は、後輩も存在しない学校で一生懸命輝いていることがわかりました。
是非とも、悔いのない高校生活を満喫してほしいと、心から願います。
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