北九州市「鳥町食道街」火事火元はグリーンオニオン店主はだれで原因は

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2024年正月3日に起きた北九州市の火事では、火元とされる場所について「グリーンオニオン」と一時TVで報道されていました。現在では特定には至ってないのか、店舗名は公表されず店主の『油の入った鍋を火にかけたまま外に出ていた』との証言が明らかになっています。

現場となった「鳥町食道街」では営業していた店舗も複数あり、お客で賑わっていたようです。鍋に火が入ったにせよ消火活動は不可能だったのでしょうか?

本記事では

  • 北九州市火災の火元とされる店と店主は誰なのか?
  • 大規模火災になった原因

について検証していきます。

目次

北九州市火事の火元はグリーンオニオンか?

福岡県RKBで『出火元はグリーンオニオン複数客がいたが全員避難して無事』とのニュースが流れました。

現時点ではネットニュースなどでも店舗名の特定はなされていません。

火事の火元とされるグリーンオニオンはモツ料理で評判の高い店

青ネギ

グリーンオニオンは青ネギのことです

https://twitter.com/poteto883/status/1742461673276145687?s=20

食べログなどでも『モツ焼きうどんが美味しかった』『もつチャンポンは絶品』『店主が元気よくお母さんみたいな人』と高評価を得ています。

普段はバイトの人を雇っていたとの事ですが、正月ということもあって、ひとりで店を切り盛りしていたのかも知れません。

2012年開業と比較的最近できたお店で、昔は「カレーの店インド」が50年ほど営業を続けていました。

食べログの評判

味良し、接客良し、食事スペースもに居心地良く、また訪れたいと思えるお店(*´ω`*)
途中、追加注文をした際、注文を優先せずに片付けしてたアルバイトさんへ叱責する場面も 笑
お母さんのお客さんに対する〝愛〟も感じることができました

オススメ一番はママ笑

ママのキャラがこのお店の美味しいスパイスなので
やはりカウンターがオススメです。

店主はお酒も好きだったようで、お正月ということもあり、昼からお客に付き合って飲み交わしていたのかも知れません。

火元は鍋の油、大規模火災の原因は?

見取り図

報道によると火元の店主は『油の入った鍋を火にかけたまま外に出ていた』とのことでした。隣のトイレに行っていたのでしょうか?2年前の旦過市場の火災も店主が火から目を離して火事につながりました。

北九州市小倉北区の 旦過たんが 市場一帯で昨年8月に起きた大規模火災で、福岡県警小倉北署は28日、市場付近の飲食店を火元と特定し、元経営者の女(63)を業務上失火の疑いで福岡地検小倉支部に書類送検した。経営者は昨年8月10日午後8時25分頃、店内で廃油と処理剤を入れたフライパンを火にかけた状態でその場を離れ、天井などに火が燃え移ったことで同店や隣接する建物など計47棟、約3600平方メートルを焼損した疑い。火災によるけが人はいなかった。

引用元:読売新聞

しかしながら万が一鍋の油に火が入ったとして、こんなにあっという間に燃え広がるものなんでしょうか?当時の北九州市は風もなく、小雨の降る、湿度高めの天気でした。

考えられる原因のひとつに「ダクト火災」が挙げられます。

換気扇から外に排気する管の中に油や埃が蓄積していて、そこに火がつくと空気の流れであっという間に火が燃え広がるのです。

ダクト汚れの放置で取り返しの付かないことに……?ダクト火災とは

ダクト火災」とは、ダクト内に溜まった油汚れやホコリが原因で起きる火災のこと。熱を帯びた煙や空気がダクトを通ったとき、汚れに引火して発生します。ダクト内部の油汚れやホコリは確認しにくいため放置されやすく、「ある日突然ダクト火災が起こる」というのがよくあるパターンです。

引用元:NSKメンテナンス

よく利用する焼肉店が火事に見舞われた時もお客さんがコンロで焼いている肉から出た火がダクトに吸い込まれ、一瞬のうちに大きな炎が店全体に広がったそうです。

川崎市のホームページではダクト火災の危険性について注意を呼びかけています。

焼肉店は無煙ロースターにご注意を!

多くの焼肉店には、発生した煙を常時吸い取る無煙ロースターがあります。

煙を気にせず肉を焼くことができて便利な無煙ロースターですが、その機能から特に油が付着しやすく、汚れが溜まりやすいにもかかわらず、内部を目視しにくいため放置されがちです。専門業者等による定期的な点検・清掃を行いましょう。

引用:川崎市HP
火災発生開発の図
引用元:川崎市HP

とはいえ、換気扇の定期清掃はコストも半端なくかかります。
小規模で古くからあるお店や焼肉店など、いわゆる「安くて美味しい店」では売上の単価を考えると、かなり困難なことと言えます。

火事火元「グリーンオニオン」店主の責任は?保証はどうなる?

2022年に起きた同じ小倉北区の旦過市場の大規模火災では1度目の4月の火災は原因不明となりましたが、8月10日に起きた2度目の火災では原因が60代の女性店主が業務上失火で書類送検されました。

原因は『廃油と処理剤を入れたフライパンを火にかけた状態でその場を離れた』でした。被災した店舗は47店舗で延べ3600平方を焼失しています。

今回火元とされる「グリーンオニオン」の店主も『油の鍋を火にかけたまま外出した。』と言っています。被害店舗は35店舗で2900平方でしたが、資産価値の高いものも多く無くなってしまいました。

過去に同様に飲食店で起きた火事に2016年12月に起きた「糸魚川大規模火災」がありますが、業務上失火の罪に問われた火元のラーメン店店主には禁錮3年、執行猶予5年の判決が出ました。

現在の民法では火事による火元の責任は問えないことになっています。ただ例外として「重大な過失」が認められれば、店主は責任を問われることになるでしょう。

「重大な過失」とは要するに

火を扱う以上、注意しなければいけないことをおろそかにした。

場合を言います。

「追記」 火災の被害は36店舗、延べ約2,730平方メートル

北九州市消防局によりますと、1月3日に起きた火災では36店舗、延べ2約2730平方メートルに渡って焼失したと言うことです。現在倒壊の恐れがある北側の一部の建物の解体と、がれき撤去が始まっています。

全て撤去されるには約3700万円かかると見られています。現在のところ、北九州商工会議所などでつくる「 魚町火災復旧支援の会」には約6250万円の寄付が寄付が集まっているといいます。昔の鳥町食堂街が復元されることはかなわないと思いますが、1日も早く活気を取り戻して欲しいものです。

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